読書は孤独をいやしますが、のめりこむと深淵に堕ちます。
思春期の読書はともかく、怪物になるまで読書をするのはおすすめしない、というお話です。
- 本を読むかいぶつ
- 人とかかわりたいから読書をはじめた
- 危険な読書方法
- 読書は最期に、読んだ感動を共有できるようになろう
- 「死の読書」がもたらすもの
- 「死の読書」の沼に落ち抜け出せないときは
- 怪物にならないようにはどうすればいいのか?
- 元怪物からおすすめの本
本を読むかいぶつ
人とかかわりたいから読書をはじめた
人の中には、人とかかわれないことから悩み読書を始める者もいます。
わたしがそうですが、読書にのめりこんだのは「人とうまくかかわれない」「人とかかわりたい」「知識を付けたい」
それには単純に人にぶつかればよいだけでしたが、自閉スペクトラム症の傾向が強めでしたので、読書にのめりこんでしまいました。
一日に、二、三冊は読んでいました。小学、中学、高校と読書への依存は異常すぎて家族も問題視していました。
そのときのわたしは本を読むことしか考えていない「怪物」状態でした。
成績は国語だけはなんとか、ですがもちろん高校二年生の中盤で落第しかけます。
危険な読書方法
そんなにこういうタイプはいるとは思わないのですが、読書をしすぎて人とかかわらずにほとんどの青春もすぎさりさらに読書をし続けてしまう人もいます。
人とかかわる時間を惜しんで読書をするのは、行き過ぎると怪物になります。
読書は最期に、読んだ感動を共有できるようになろう
自分がどこに感動したか?どこに共感したか?文字の羅列を麻薬のように吸うのではなく、心が動いているかを確認したいものです。物語や架空の世界に感動できなくなると、読書体験は一気に傾いていきます。私はこれを「死の読書」と名付けています。
大人になると架空の世界より有益な知識を得ようとします。
そうすると本に偏りが出ていきます。本が自分の内面やトラウマなどを掘り下げるものを避け、社会的な本を読むようになります。空想の世界を受け付けなくなるのです。
「死の読書」がもたらすもの
時間を惜しんで、なるべく早く有益な読書体験をしようとしだすと、起きるのは「感動や感情の麻痺」です。そして事実しか受け付けなくなる想像力の欠如です。
社会的な動物なのでどうしても人間は自分の問題を改善しようとする読書に向かっていきます。しかし、本は本でしかないし、書かれた情報はあなたの人生を決めるものでもないのです。おそらくこの読書傾向に行くと「現実に絶望し始める」とおもいます。
わたしは不思議でしたが、マゾ気味になってきますよね。社会で揉まれ疲れていくと。さらに自分のメンタルを痛めなくてもいいのに…と人の本棚を見つつ思う時もあります。自己肯定感を下げる読書は危険なのですが、一度はいると抜け出せません。
また、読書で経験したつもりになり、実際の体験をしなくなります。怪物化ですね。
「死の読書」の沼に落ち抜け出せないときは
この沼に来ているときは、「読書体験を共有していない」ところがあります。
それも、同じような本を読んでいる同じような人とだけ共有していると。
わたしは一度ここの沼に落ちかけましたが、物語がうつ病で読めなくなったときでした。そういうときは過剰に問題提起をしているような本を好んでしまいます。
自分を責め続けるマゾプレイを繰り返すのです。
抜け出すには、まったく自分と違う次元の人に本をおすすめしてもらうことです。
それか、本屋で誰かが買った本を買ってみる。
偏った読書体験を新鮮にするために。人からおすすめされた本は、愚直に読むようにしています。簡単に世界は狭まるので。
せっかく読書で世界を広げるのに、狭めたらもったいないとおもいます。こちらもまた怪物になっています。
怪物にならないようにはどうすればいいのか?
- 自分がまずありえない、と思う本を読む
- ジャンルを否定せずなんでも読んでみる
- 理解不能なジャンルにも突入する
- 絵本も読む
- 漫画も読む
- 読書しても自分で体験しているわけではないことを肝に銘じること
- 劣悪とされるジャンルや、否定的にとらえられているジャンルも読んでみる
ヨーロッパの物語をたくさん知っていても、文章でモンサンミッシェルの光景に感動してもそれは登場人物の視点で体験したものでありあなたの経験ではないということです。
読書は一番手っ取り早く、たくさんの人生を生きることができる「道具」でもあります。だからこそ、「死の読書」にもおちいります。怪物にもなります。
少年が、大人になり経験も豊かに読書も楽しみながら生きている間も、怪物は本を読み続けていました。
こんな怪物にならないように、と元怪物からの提案です。
たぶん怪物はめったにいないとおもうんですけれど💦
元怪物からおすすめの本
かわいらしいうさぎの絵本。大切な本。
三匹の可愛いオオカミと、凶暴な豚のお話。豚がドリルでオオカミたちの家を破壊するわダイナマイトも飛び出るわ最悪です。
サプール コンゴの紳士たち
ファッションに興味がなくても読んでみると感じることがあるかと思います。
戦争が起きればファッションなんて楽しめません。サプールたちは子供に銃に憧れを持たせないように奮闘しています。静かな奮闘かもしれません。
銃より手に持ちたいものは?
結婚っていいなぁ、とおもった一冊。
「死の読書」に行きそうになったらこちらもチェックしてくださいね!
ではよい読書を!!