猫と本に囲まれて

読書と日記とお人形

読書

【読書】アヴェルノ

アヴェルノ 作者ルイーズ・グリュック アヴェルノ ルイーズ・グリュックとは? 好きな作品 さまよい人ペルセポネ おおくの女性が通過する儀式 自立を許さぬ親と戦う 神話や歴史から母なる女神を学ぶ おわりに アヴェルノ 作者:ルイーズ・グリュック 春風社 A…

【読書】人喰観音

こんにちはおすすめの書物の紹介です。えびめです。 怪談というべきか、人ならざる者のお話。 人喰観音 ざっくりとした紹介 観音様を地に落としたのは人間 最近、観音様を見る機会があったので おわりに 人喰観音 虚無を生きる息子は一人の女性を拾う。山奥…

【読書】菜根譚

こんにちはおすすめの書物の紹介です。えびめです。 そういえばえびめは、恵比寿さんからきてます。 『菜根譚』(さいこんたん)に学ぶ人生の知恵 何故、この現代に『菜根譚』なのか たとえばこの一説 濃い酒や肥えた肉、辛い物や甘い物など、すべての濃厚な…

【読書】京に鬼の棲む里ありて 花房観音著

花房観音著 京に鬼の棲む里ありて あらすじ 花房観音作品の魅力 女性こそ読んでほしい作家 最期に 花房観音著 京に鬼の棲む里ありて 京に鬼の棲む里ありて(新潮文庫) 作者:花房観音 新潮社 Amazon 花房観音は、2010年、「花祀り」で第1回団鬼六賞(無双舎…

【読書】デンジャラス

谷崎潤一郎は「痴人の愛」「春琴抄」で知られる作家である。 「デンジャラス」の作中の谷崎は「フェミニスト」と公言しているようだが、実際にはサディストの面が強く見える。谷崎の文学は好きだが、粘り気がないように感じる。彼の作品は痛快なユーモアがあ…

【読書】平気でうそをつく人たち

平気でうそをつく人たち こんな人におすすめ 手に取った理由 邪悪とは何か 邪悪性をもつ人々 うそが本当になる人々 彼らがどうしてもつけないうそ 邪悪性と悪魔 悪魔学(あくまがく、Demonology)による悪魔 カタリ派の弾圧 まとめ 平気でうそをつく人たち:…

【読書】グロテスク

女として見られたい… グロテスク 妬みを隠す語り手 語り手は妬み続ける 妬む女、妬まれる女 グロテスク 美貌の妹ユリコと名門女子高の同級生和恵。最下層の娼婦として孤独でセンセーショナルな死を迎えた二人を取巻く黒い魂のドラマ。 グロテスク 上 (文春文…

【読書】流浪の月

流浪の月 この本でえぐられる傷と買うに至った理由 愛することが正解ではない まとめ 流浪の月 流浪の月 (創元文芸文庫) 作者:凪良 ゆう 東京創元社 Amazon あなたと共にいることを、世界中の誰もが反対し、批判するはずだ。わたしを心配するからこそ、誰も…

【読書】香華

香華 有吉佐和子著 香華(新潮文庫) 作者:有吉 佐和子 新潮社 Amazon 香華 有吉佐和子著 どんな本? この本を手に取った理由 郁代の最期と、忘れられない本となった「香華」 心に響いた最期 時折、本を思い出して感じること おわりに どんな本? 二人の母と…

【読書】楽園

京都の鴨川のほとり、かつて男が女を買いに訪れた地域に建つ「楽園ハイツ」。住民の間では、夫を亡くした田中みつ子が「最近綺麗になった」という噂でもちきりだった。アパートの中で静かに熟成される疑い、焦り、嫉妬が頂点に達したある日、「事件」が起こ…