猫と本に囲まれて

映画感想と読書と日記

【映画】サバハ

それは神が仏か悪魔か。

 

サバハ

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双子の女児が生まれる。妹の足を喰らいながら生まれた姉は、異形の姿だった。2人は別離され、成長する。一方、宗教問題の取材をしていた牧師が、ある宗教団体の実態に迫る中で想像を絶する真実にたどり着く。

 

牧師は「清く正しい信仰と宗教」にこだわりを見せる。

一番牧師が「神」とは何か迷宮にいるような気もした。
作品は素晴らしくオカルトなギェー!なものが少ない。

 

淡々と複数の宗教の定義や悪や倫理が混ざっていく。

最後は結局、それの正体はなんなのか。

そんなことを考える必要はないような気もした。


ミルトンの失楽園で楽園を追われお互いを責め泣き喚き自分達の醜さを自覚して復讐のために神に信仰を誓う。
そのアダムとイブの下りに、読んだ時に「混じり気のない信仰」は「鬼神」のごとくこの映画の炎に愛された誰かさんのようになるのかと感じた。